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ノーマライゼーションをわかりやすく、簡単に説明できますか

理事長 五十嵐教行

私たちは社会福祉を学ぶ課程のなかで、一体何を学んできたのでしょうか。ここではそれらをきちんと説明できるかどうかということで考えてみたいと思います。ノーマライゼーションという社会福祉の理念を例に取って考えてみます。さて、このノーマライゼーションとは一体どういうものでしょうか。そして、できれば小学生にこのノーマライゼーションの意味を、わかりやすくかつ簡単に教えられるかどうかと考えてみたいと思います。そこであらためて、ノーマライゼーションとは何かと考えてみたいと思います。

ノーマライゼーションとは、当たり前の社会であるということだと言えそうです。では、当たり前の社会とは何でしょうか。普通の人が普通に生活するということだと言えそうです。では、「普通の人」とは誰のことを指しているのでしょうか。さらに「普通の生活」とはどういう生活なのでしょうか。このあたりからわかりやすくて簡単な説明が難しくなってきそうです。

障害のある人も障害のない人も一緒に暮らせるということにつなげていきたいのですが、なかなかそこまで行き着けそうな気配が見あたりません。そこで小学生に聞いてみます。あなたの小学校には障害者がいるかどうか、たとえば車いすの子がいるかどうかと。そこでいないとなれば、どうしていないのかと一緒に考えてみます。世の中に障害をもっている人はいるのだけれど、なぜ学校で見ることはないのだろうかと。

そういう人たちもどこかで勉強しているはずだと思うことができるのではないかと考えます。つまり自分とは別々な学校に通っているのかなと考えることができるということです。どこかで分けられているのかもしれないと思えるようになるとより理解が早くなりそうです。

子どもは自分の見ている世界が当たり前の世界ですから、自分のその世界に障害者がいなければいないものなのかなと思うはずです。もちろん障害者を身近に感じることもないでしょう。障害者を見た時は違和感を感じるかもしれません。

よく聞く話しで、赤ん坊は一緒に暮らしている家族がメガネをかけていなければ、メガネをかけた人が抱くと泣き出すというのがあります。見たことがないとか馴染みが薄いということから来る感情ならば、目にしたり接触する機会を増やすことでそれらの感情をなくすことは可能なのかもしれません。

この世の中にはいろいろな人が暮らしています。自分が生活している社会にもいろいろな人がいるということをぜひ理解して、別々でいることの「不思議さ」を感じて、「不思議さ」を感じない社会に生活できるように取り組むことです。という説明では、小学生にノーマライゼーションとは何かを理解してもらえないでしょうか。

「わかりやすく簡単に」説明することが難しいということは、私自身まだまだ勉強が足りないということです。久しぶりに議論を楽しみたく思います。

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